小惑星リュウグウの試料の分析から、その母天体が10億年以上にわたり氷を保持していたこと、その氷が天体衝突で溶けたことを示唆する結果が得られた。また、地球の材料となった炭素質小惑星に、従来推定の2~3倍の水が含まれていた可能性も示された。
リコーは、誰でも気軽に日本語の操作画面を通じて、南半球の天体望遠鏡を遠隔操作し、自宅から南天の星雲や星団などを本格的に撮影できる「リコリモ 天体撮影サービス」の提供を9月16日から開始。
(左)TOI-3884系の想像図。大きな黒点を持つ赤色矮星TOI-3884の前をスーパーネプチューン(海王星より大きく、木星より小さいガス惑星)「TOI-3884 ...
すばる望遠鏡が発見した非常に明るい遠方銀河をJWSTで追観測したところ、塵に覆われて見えていなかったクエーサーが見つかった。宇宙の夜明け時代には従来の予想以上に明るいクエーサーがあるようだ。
9月10日に第18回(2025年度)「重要科学技術史資料(未来技術遺産)」への新規登録資料として計14件が発表された。そのうちの4件として、国立天文台のすばる望遠鏡、太陽観測衛星「ひので」に搭載されている可視光線太陽望遠鏡(SOT)、兵庫県立西はりま ...
2025年9月8日(月)より放送開始となったNHK夜ドラ「いつか、無重力の宙(そら)で」は、かつて「宇宙」への夢を抱いた30代の女性4人が、超小型人工衛星(キューブサット)で再び宇宙を目指す姿を描くオリジナルドラマ。高校時代に天文部で「一緒に宇宙へ行 ...
とくに、約6億4000万年前には火星は厚く広範囲な氷に覆われていたが、その後数億年にわたって氷の量は減少を続け、最も最近の氷の蓄積時に当たる約9800万年前には、限られた小規模な場所にしか存在しなくなっていた。これは、火星が氷を蓄積しやすい湿潤な時代 ...
新天体の出現の報を受けて、南アフリカ天文台の反保雄介さんたちが分光観測を行ったところ、P ...
「あかつき」では2024年4月末の運用において、姿勢維持の精度が高くない制御モードが長く続き、通信を確立できなくなった。これまで通信の回復に向けた復旧運用が行われてきたが、復旧が見込めないこと、大幅に設計寿命を超えて後期運用の段階に入っていることから、9月18日午前9時に停波作業が実施され、打ち上げから15年に及ぶ運用が終了した。
地球に最も近い高密度星団形成領域「へびつかい座A領域」をアルマ望遠鏡とJWSTで観測した高解像度データから、複数の惑星質量天体や原始星のアウトフローなどが見つかり、この領域における星形成活動の全貌が明らかになった。
佐藤さんたちは、超新星残骸「カシオペヤ座A」のX線観測データから、内部コアで形成された異なる元素が不均一に混じり合っていることを発見した。解析の結果、この混合状態は、爆発直前に恒星内部で起こった激しい破壊現象によるものだと結論づけられた。
星ナビ2018年5月号から始まった連載「エーゲ海の風」全31回を全208ページオールカラーでまとめたムック 星座神話でおなじみのギリシア神話を、文化・天文学・古代史の観点から幅広く紹介 ...